aiko/キラキラ

ここ数日aikoをよく聴いています。
新曲の「キラキラ」とかすげーいい。
流石ラブソングの女王と呼ばれるだけの事はある、と思ったんだけど、google検索では別に誰もそんな風に呼んでいないという結果が出た。むしろそれは松任谷由美とか広瀬香美だった。……でもどっかでaikoが何かの女王と呼ばれていたような気がする。
 
で「キラキラ」なんですけど、いやー本当久々にキたね。
流石aikoだ。僕は「桜の時」が大好きで高校時代は毎朝自転車通学中に「桜の木の下」の1.愛の病→2.花火→3.桜の時という美しいコンビネーションを聴いていたし、大学で好きな女の子が「桜の時」をカラオケで歌って以来僕の着うたは「桜の時」になった(それは二年以上前の話で、そのころは着うたなんて全然メジャーじゃなかったので自分でCDからサビだけ取ってきてエンコードして携帯にUSBケーブルで転送した)。
そしてこの「キラキラ」は「桜の時」並の輝きを放っている。多分。
 
メロディもさることながら詞もいい。
転載すると怒られるので一部を引用しよう(それでも怒られるかもしれないが)。
 
まず出だし。
 
>待ってるねいつまでも
 
この出だしで既にこの曲が名曲の風格を備えていることがわかる。
いや、俺にはわかるんだ。ほら、その。電波とかで。
 
いきなり永遠を誓っている。純愛というか、萌えゲー泣きゲーの真髄がここにある。
 
で、途中の詞もいいんだけど、大切なのはサビだ。
ここは凄い素晴らしいので怒られても良いのでそのままのっける。
 
>羽が生えたことも 深爪した事も
>シルバーリングが黒くなった事
>帰ってきたら話すね
>その前にこの世がなくなっちゃってたら
>風になってでもあなたを待ってる
>そうやって悲しい日を越えてきた
 
おいおい羽が生えてんのかよ! しかも深爪と同列かよ!
圧倒的なリリックである。これを完璧といわずして何を言う?
 
そして、おおなんと! 世界が破滅しても風→空気となって
この世のあらゆる空間に偏在し、「あなた」を待ち、包み込むということを宣言しているのだ!
 
凄まじい決意である。そして、そういった決意によって過去に起きた悲劇を乗り越えてきたのだと語り、詞は終わる(曲の最後もこのサビです)。
 
やばい、やばすぎる。
この歌こそ究極の純愛であり、萌えであり、電波男的理想ではなかろうか。
いや、全然違うかもしれないんだけどとにかく僕はこの歌を聴いているとそう思う。