[ひらめき☆マンガ学校 公開講義 〜消えたマンガ原稿67ページ〜

とりあえず言っておきたいのだが、西島大介は、誰に似てるかって言うとヨン様に似ていると俺は思った。


この日記は「ひらめき☆マンガ学校 公開講義 〜消えたマンガ原稿67ページ〜」のイベントレポートである。
なんか2chの西島スレとか過疎ってて、どこにイベントの感想とか書けば良いのかわからないので、はてなの日記に書くことにした。実に2年ぶりである。


……ブラウザに直で長々と書いていたら、マウスの戻るボタンに肘が当たってページが戻って全部消えてしまった。がっかり。なので短めに書き直してます。


場所:お台場・東京カルチャーカルチャー
パレットタウンにこんなところがあったのかー、ロフトプラスワンみたいだなーと思ったら、元ロフトプラスワンの人が店長だということで、へーそうなんだー。みたいな。
6年前に元カノと初デートした時はこんなのなかった。


席はかなり真正面に近いところだった。ずっとステージを見上げていないといけなくて、首が痛くなった。


第一部:ひらめき☆マンガ学校 公開講義
出演者=西島大介大谷能生、さやわか


要は雑な絵でもコラージュでもマンガは書ける、誰でもマンガ家になれるという話?
ハンターハンターやバスタードの下書き掲載(何書いてるかわからなくても編集者のアオリがあればマンガに見えるね)。
デスノコラ(面白くても商業誌には載せられないね)。
スラムダンクの写真トレース(全然いいんじゃないですか? 自分で書いてるわけだし)。
バスケマンガを1ページずつつなげる「スラムダンク」→「黒子のバスケ」→「あひるの空」→「I'll」→「DEAR BOYS」(ちょっと違和感あるね)。
あだち充野球マンガを1ページずつつなげる「ナイン」→「タッチ」→「H2」→「クロスゲーム」(違和感なし)。
西島大介が書く「ネギま」、30分バージョン、15分バージョン、3分バージョン(15分バージョンくらいがちょうどよい)。
大谷能生のCDの朗読を、エンゼルバンクよつばとソラニンにコラージュしてみる。最終的に自分で書いた絵を見せながら朗読してみる(これで漫画家だ!)。


休憩時間(マンガ学校生徒の紹介・近況報告)
女の子が可愛かった! 顔採用か!? 男は俺みたいなキモチ悪いメガネ野郎ばっかりだ!


第二部:パネルディスカッション
出演者=泉信行伊藤剛竹熊健太郎西島大介大谷能生、さやわか


「魔法なんて信じない。でも君は信じる。」の話。
西島大介、ライク誠と佐藤秀峰ディスるディスるっていうか。こういうある種の告発的な要素のある話をネットとかで編集者が介在しない形で発表するのは嫌だった、というようなことを言っていた。原稿紛失について恨みはない。
竹熊健太郎「原稿紛失を恨みに思っていなくて、金が別にいらないなら、補償金を受け取らなきゃいいじゃん!」(これは俺も思った)「スキャナを買ったほうが良い」「昔はマンガ原稿に金銭的価値は認められていなかった」
西島大介「金のことは考えなかった」「『せかまほIII』より面白くならないように、『魔法なんて〜』は抑えた」(竹熊・伊藤「『せかまほIII』をより面白くすればいいじゃん」)
質疑応答。


あと、さるマン2.0の話とか。
第2部の方が、多分時間的には長かったかもしれないが、なんつーかいまいちまとまらない話し合いになっていたので書くことが少ない。書くことっていうのは、わざわざ書いておこうって思うようなことが。
でも追加ゲスト3名はそれぞれまとまりづらいところを頑張って喋ってたと思う。ちょっと6人は無理あったけど。


こっから感想。
「恨みに思っていない」って言ってるけど、「魔法なんて〜」では怒ってるよなー(当然の怒りだけど)。そして、「金はいらない」「消えた原稿も惜しくない」というようなこと言っておいて、補償金を受け取っている……というのは、なんていうか、どっちつかずのいいとこどりに見える。
「紛失した原稿に価値があるのかどうか、試してみたかった」というのが出版社と交渉した動機だと言っているけど、おいおい、じゃあ査定だけして実際には金を受け取らなければ良かったんじゃねーの?
紛失した原稿の1ページあたりの金額について「かけひき」をしている時点で、「原稿の価値を認めさせたかった」し、「価値に見合う補償金を払って欲しかった」というふうにしか読めない。
にもかかわらず口先では「恨んでない」「金目当てじゃない」ってすげー意味不明じゃね?
からしてみるとこの原稿紛失に対して作者が取りうる態度というのは、
 ①「紛失した原稿にはいくらいくらの価値があると思っているので、いくらいくらの補償金を払え」
 ②「紛失した原稿には価値があるとは思っていないので、補償金はいらない」
のどっちかしかない、という気がする。
「価値はないと思ってるけど、でも補償がゼロってことはないよね? っていうか1枚6000円ばかしってことはないよね? ああ、いくらいくらくれるの? じゃあいらないけどもらうよ」っていうのはちょっとなんかもう……よくわかんね。


いや、まあなんだかんだ思ったけど、会場で「魔法なんて〜」買ったし(ちなみに連載は読んでた)、「せかまほ」買うよ、俺。


(まだ書き途中。書き直す場合があります)



面白かったシーン:大谷氏が絵を描いているのを映そうと、西島氏が顔を横に傾けつつカメラを動かしていたら、ロンゲのヅラをかぶってるときの松本人志ばりに前髪が顔にばっさーかかっていたところ。なげーよ!